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2004/06/14

古物の楽しみ・古本篇

 さっき弟から「兄ちゃんとこ、売れそうな本がたくさんあるねぇ」と言われた。何じゃらほいと思ったら写真集を見てそういうコメントが出たらしいのだけれど、いやーそんなことないっすよ。写真集といってもグラビアアイドルみたいのはほとんどなくて(大阪から東京に戻るときにあらかた売ってしまった)、手元にあるのは森山大道さんとかハービー・山口さんとか蜷川実花さんとかHIROMIXさんとか、いわゆるシリアスな作品集ばかりなので。それに、いわゆるグラビア写真集にしても菅野美穂『NUDITY』とか藤田朋子『遠野物語』みたいなそこそこレアなものでなければ、値段がつかないのは他の本と同じだし。

 最近はご無沙汰になってしまったけれども、学生時代は良く神田の古書店街に通っていた。売るのも買うのも良くやっていたというのは、やはり自分の目当ての本が安く手に入れば嬉しいし、読まなくなった本を売ればまぁ二束三文でも煙草代やジュース代くらいになるし、何より家で腐らせるよりは欲しい人の手元に行ったほうが本にとっても幸せである、と思うのです。
 漫画でも写真集でも小説でも、やっぱり書籍…というか紙という物体で形になったものはなんとなく特別な気がする。むやみに捨てようと思わないのは、多分僕が'70年生まれの旧世代だからかな。

 先日押入れをごそごそと片付けていたら、10年以上前に買った内藤泰弘さん(コミック『TRIGUN』シリーズやアニメ『GUNGRAVE』キャラクター原案などを作られたプロ漫画家さん)の同人誌が数冊出てきて、懐かしい思いで眺めていたんすよ。でもめったに読まずに段ボール箱入りというのもなんだか気の毒なので、漫画専門店の古書コーナーに出してみたところ、一冊あたり\300-の値段がついてちょとびっくり。やっぱプロ作家さんの初期作品は高値がつくんだなー…と思いつつ、煙草代の足しにしました。
 数日後、その漫画専門店の中古同人誌コーナーをのぞくと、売った本の一冊が残ってました。他のものは売れた模様で、良い持ち主さんに引き取られたかな…と思いつつ残った本の値札を見ると………
 
 
 
\2,500-
 
 
 
 おぉぉー! やっぱ結構価値あんだなー!! かなり感動してしまった。

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