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2004/07/06

イメージと冷静と情熱(某小説ニアラズ)。

 僕が神戸に住んでいたとき、東京の知人は「オシャレなところに住んでるなぁ」と言った。逆に、東京に実家があることを関西の友人に話したときは「お前ん家て金持ちなんやなー」と言われた。
 ちなみに、神戸で住んだことがあるのは東灘と鈴蘭台で、実家は東京の練馬にある。どちらも、繁華街に電車で行くにはとても便利なところだけれど、いわゆる普通の住宅街だ。
 人間は映像や文章で擬似的な体験を身に着ける能力が高いけれど、その分どうしてもイメージで物事を捕らえがちな部分もある。それはけして悪いことではないのだけれど、偏見や想像力の貧困さで増幅されてしまうと、あっというまに差別や精神的な攻撃につながってしまう。

 個人的なことだけれど、入社1年目のとき、会社の上司や先輩と雑談をしていたとき、ふと最近の漫画やアニメなどが少し話題に上ったことがある。そのときに僕がふと、
「でもエヴァンゲリオンって観たことないんですよねぇ」と話したところ、先輩が突如
「嘘つくんじゃねぇ、手前そんなとこで見栄張るなよ!」と怒ってしまった。
 また、入社してすぐのころ、上司と酒を飲んでいてお互いの家族や育ちの話しをしていたとき、
「うちの家族、親父が柔道で弟が剣道やってて、で俺が剣道とか水泳とかかじってたんすよ」と言ったら
「あぁ、お前見てて分かるわ。個人競技やる人間は会社生活向いてへん」と断言されたこともある。

 接した物事のイメージに対し、簡単に激したり落ち込んだり、あるいは信じたり思い込んだりすることなく、冷静さを保ちつつ情熱を失わず、自分の両手の届く限り情報を集め、粗末な頭でもきちんと考え、つたない言葉でも揺るがない本心を表明する。
 よゐこ有野氏のよーに地味だけれど、ちゃんとした思考の足腰を作るのって、大変で大切なことなんだ。

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